ふと手にして…
家人と幸田が書斎にしていた部屋に、先日まで大学生の男の子が滞在していたので掃除をしていたところ、印象に残る本が出てきました。

慟哭 (創元推理文庫)慟哭 (創元推理文庫) 貫井 徳郎 (1999/03)
連続する幼女誘拐事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。
人は耐えがたい悲しみに慟哭する――新興宗教や現代の家族愛を題材に内奥の痛切な叫びを描破した、鮮烈なデビュー作。

もう7,8年前に読んだミステリーものですが、凄い衝撃をうけた小説です。
家人が読み終わった後、「なんて話だ…」と小さく漏らしたのを覚えています。
私が「面白くないの?」と聞くと、「ミステリーとしては最高に面白い。印象に残る結末だよ」
「ホント、どれどれ」と言いながら本を手にした私に「ただ、ちょっと後味がなんとも…」と一言。
そして読後───家人の言う通り面白かった!
先が気になってページを捲る手が止められず一気読みしましたもの。
一人娘を持つ私達にとって、まさに「慟哭」の意味を心に響かせたストーリーでした。

それともう一冊。同じ作家さんで2,3年前に読みました。

殺人症候群 (双葉文庫)殺人症候群 (双葉文庫) 貫井 徳郎 (2005/06)

警視庁人事二課の環敬吾が率いる影の特殊工作チームは、現代の必殺仕置人らしく、また鮮やかに悪を葬り去るはずであった。
しかし今回の彼らの標的は、被害者の遺族に代わって復讐を果たそうとする「殺人者」であった。
「症候群シリーズ」の掉尾を飾る問題作!

未成年犯罪者の更正に重きを置いた現行の法制度や、犯罪被害者の保護を扱った小説は他にも多く、東野圭吾の「さまよう刃」でも深く考えさせられましたが、こちらの小説を先に読んだので記憶に焼きついてる感じです。
お話のテンポといい、素晴らしい文章力にドンドン引き込まれ、読み応えタップリの厚み(700ページ)なのにあっと言う間に読みきってしまいました。
読後は───余りにも救われない話なのでちょっと暗くなりましたけどね(苦笑)

余談になりますが、この本を手にして考えたことを少々(^^;)
今回よそ様の10代のお子さん達を約2ヶ月預かってみて、自分が同じ年の頃と変わらないところもありますが、時代の変化と共に考え方もどんどん変わるんだなぁ〜とつくづく感じました。
私達周りの人間の接し方や対応に、彼等が100%左右されることはないけれど、真っ直ぐに正面で話せる人間で在ることを、常に心がけたいと思います。

あれ?オリジナルBL小説ブログなのに。。。
なんかすみませんm(。_。;))m ペコペコ…

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2009/11/25.



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